2016.10.24
【パーソナルトレーナー駒井のつぶやき】モーターポイントマニュピレーション誕生秘話
こんばんは
ウィルワン整体アカデミーの駒井です。
<ウィルワン整体アカデミー講師の駒井政一です。>
先週は、私のオリジナルテクニック、モーターポイントを見つけたお話をさせていただきました。
(まだ、ご覧頂いていない方は、こちらをクリックください…)
(ちなみにモーターポイントとは脳と筋肉を結ぶ神経が筋肉内に入り込むところにあります。)
今週はそのモーターポイントをどうやって施術として確立したか、についてお話します。
自らの眼を潰そうとした日々
モーターポイントは、”目では見えない”ため、いかにして触って場所を特定するかが大切になります。
なので、まず、正確に触知できる触診力を身に着けることからはじめました。
指先の感触を高めるために、自分の皮膚や人の皮膚を直接触れたり、目をつぶって触ってみたり、
といろいろ行い、人の体を自分の手に覚え込ませていきました。
ただ、なかなかうまく行かず悩んでいた時に、
「いっそ、目が見えるから視覚に頼ってしまうのでは?目が見えなくなったらもっと精度が増すのでは?」
目が見えない方や耳が聞こえない方にシックス・センス(第六感)が宿る、
とテレビでやっていたのを思い出し、気づけば工具入れからアイスピックを持ち出し、
自分の目に向けていました。。。
寸前のところで思いとどまり、事なきを得ました。
いま思うと、何やってんだと思いますが、当時はそれくらい本気だったのです。
(それくらい、指先の間隔を研ぎ澄ましたかった。)
ある日、患者さまの体がピカッと…
もう、数をこなしていくしか無い。
そう決意し、半年ぐらい触知することに時間を費やしました。
毎日毎日、指先の神経に間隔を研ぎ澄ましていたある日、
目の前の患者さまのモーターポイントがピカッと光ったのです。
(物理的に光ったわけではないのですが、私にはそう見えました。)
あまりに追い詰めすぎて、ついに幻覚でも見たのではないか、
そう思うくらいの光だったので、当時は呆然とし、目をゴシゴシ拭いてました。笑
ですが、それ以来変な能力が身に付き、体を見るだけで、その方のモーターポイントがわかるようになってきたのです。
場所が分かるようになれば、あとは呼気時にやさしく刺激。
脳がその筋肉をほぐそうとするので、勝手にほぐれていく…。
15秒触れているだけで、筋肉がフニャリとほぐれてしまう、モーターポイントが完成された瞬間でした。。。
余談ですが、よく、セラピストや治療家の中には、「俺が治してる」「私の施術効果」と、いう人がいます。
患者さまからすれば、そう思うこともあるのでしょうが、本来、自分のカラダは自分で治す能力を身についているので、その能力を引き出す「スイッチ」を押しているだけ。
カラダ自身が自ら改善方向に向かっているので、治療ではありません。
この事実におごることなく、私はこれからも一施術者でいられればと思っております。